愛犬の死、ペットロスからの歩み。出会い〜生検

2017年9月24日ライフペットロス,愛犬の死,がん

今回は愛犬ホリーとの出会〜生検までのお話です。

ラブラドールレトリバーの「ホリー」を迎えてから8年目の春、ホリーはがんで亡くなりました。

末期には体を動かすことも大好きなご飯も食べることができず苦しみながら、私は最終的にホリーの安楽死を選択をしました。

こんにちは節約レセピです。現在同じような境遇の人、ペットを飼われている人、これからペットを家族に迎え入れる人に私の経験を伝えたく記事にすることにしました。

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出会い

私がラブラドールレトリバーのホリーと最初に出会ったのは大阪のペットショップです。ホリーは当時生後3ヶ月という若さで身動きできない狭さのケースに入れられ展示販売されていました。

かわいいわんちゃんだな位にしか思っていませんでした。結局ホリーを迎え入れる(購入する)事もなく店を離れました。

その後数週間は経っていたと思うのですが、ふらっと立ち寄った別のペットショップでダルメシアンのリリーと出会いました。リリーのあまりの可愛さに私はその場でリリーを家族に迎え入れることにしました。

それから約半年後の春、リリーのおもちゃを購入するため午前中にまた同じペットショップに向かいました。そのペットショップは大型店舗で多くのペットが販売されていて犬や猫はもちろんロバまでいました。

おもちゃを探すため店内を歩き回っていると、店内一番奥に処分価格で販売されている犬がケージ内でまったく動けない状態で販売されていて、ケージの上は物置として利用されていました。

私はなかの犬が気になったので覗いてみると、耳の毛がなくなりやせ細ったラブラドールレトリバーを見つけました。気になったので店員さんにお願いしてケージから出してもらい触らせてもらいました。

以前別のペットショップで見たラブラドールレトリバーに非常に似ていたので、店員さんに聞いてみると以前私が訪れた別の店舗(系列店)から来たラブラドールレトリバー(ホリー)でした。

この時すでにホリーは栄養失調と外耳炎の影響で見た目があまりにもかわいそうな状況でした。そのためすぐにでも自宅に連れて帰りたいと思いましたが、すでに先住犬のリリーがいるため喧嘩にならないかなど考えましたが、結局ホリーを連れて帰ることに決めました。

家族に

1日目・動物病院

ペットショップでの手続きをすぐに済ませ自宅に連れて帰りました。しかし、自宅に連れて帰ってもまったく動かずあまりにも様子がおかしいため、すぐに動物病院へ連れて行きました。

診断の結果は深刻な栄養失調と外耳炎で、体重は通常の半分程度しかなく外耳炎の状況はひどく、痒くて掻きむしった影響で出血し耳が数倍の厚さになっている状況でした。

入院を勧められましたが、短期間に環境が変わりすぎるのはあまりにもストレスがかかると思い、その日は点滴とお薬をいただき帰宅しました。

帰宅後ホリーにお薬をあげて数時間経過すると部屋の隅をゆっくりと歩き出しフローリングにおしっこをしました。少しは安心したのかなと私はホッとしました。

先住犬のリリーはホリーのことが気に入ったようで、リリーはホリーにべったりとついてまわり一緒にいる時間を楽しんでいるようにも見えました。

夜のご飯の時間になりホリーにご飯を与えると、ホリーはご飯を飲み込むように一瞬で平らげました。あまりの激しい食いっぷりにもう少しあげたいと思いましたが、ホリーの体調が万全でないためその時は気持ちを抑えました。

2日目・安心

早朝にホリーの様子が気になり目が覚めてしまったのでホリーの様子を確認すると自分のベッドで気持ちよさそうに寝ていました。ペットショップにいた時と違いゆったりとした顔つきでした。

朝のご飯の時間になったので準備をしているとホリーが私に向かって飛びついてきて、早くご飯が欲しいとせがんできました。1日目と違い体力がかなり回復しているようでご飯を食べるスピードもますます早くなっています。だいたい一食分を10秒もかからずに飲み込んでしまいます。

リリーはご飯を食べた後はいつも散歩に行くので、ホリーも一緒に連れて行きたかったのですが、まだ2日目なので散歩に連れて行きたい気持ちを抑えリリーのみ連れて行きました。

夜ごはんも朝と同じく一瞬で飲み込んで、リリーのご飯も欲しそうにクンクンと鳴いてきました。

3日目・散歩

朝ご飯の時間になり、相変わらずご飯を一瞬で飲み込みました。まだ早いかなと思いましたが外に散歩に行くことにしました。

リードをつけて外に連れて行こうとしますがその場からまったく動こうとしないため、抱っこして近所の公園まで連れて行きました。公園に到着しホリーを下ろしてもホリーはその場からまったく動こうとせず震えていました。

その時リリーも一緒でリリーが走り回るのを見て少しずつホリーも動き出しましたが、何度もこけてしまい前にほとんど進めない状況でした。それから20分ほど経過し環境に慣れてきたようで周りを確認しながら動き出しました。散歩とまではいかないまでもウサギの様にジャンプしながら前進できるようになりました。

長い間ペットショップの狭いケージにいたため歩くことすら分からないホリー、私はその時胸を締め付けられる思いになりました。

1週間後・普通の仔犬

ホリーを迎えてから1週間が経過し、食欲旺盛なホリーは毎日ご飯をたくさん食べることで散歩の時は普通の犬のように歩けるようになりました。

再度受診した動物病院での検査結果は栄養失調状態から回復しましたが、外耳炎の状態は相変わらず改善していませんでした。しかし徐々に元気になってきている姿を見て安心しました。

机の上に置いてある物やゴミ箱のなかが気になる様子で、外から帰宅すると足の踏み場もないほど自宅は散乱している状態で大変でした。

しかしホリーが普通の仔犬になってきたようで私はすごく安心しました。

青年期・不信感

ホリーを迎えてから数ヶ月が経過し、外耳炎の状態も大きく改善し掻きむしって無くなっていた毛も新たに生えてきました。

すでにホリーは自宅を我が家として思ってくれているようでリリーと一緒に寝たり、散歩したり、いたずらしたりなど楽しんで時間を過ごしていました。

しかし散歩する時などにホリーは人とすれ違う度に避けるように歩き、他の犬を見ると嬉しそうに飛び寄って行きました。

ペットショップでの身動きするのも難しいケージで生活していた頃を思い出すのでしょうか、その後もホリーは決して自分からは他人に寄って行くことはありませんでした。

検査

しこり

ホリーを迎えてから7年目の冬、ホリーの体を撫でていると大きなしこりが下腹部にあるのを見つけました。

すぐに動物病院に連れて行き、先生に問診していただくと大きな病院に設置してあるCTと生検(病理検査)を勧められました。その場で、検査の予約を取りその日は病院を後にしました。

私はその夜心配でまったく眠れずそのまま翌朝になっていました。どんなに心配しても仕方ないのは分かっていますがどうしても寝つけませんでした。

CTと生検

大きな病院での検査当日、徒歩では行けない距離に病院があるため早朝自宅からペットタクシーで病院まで送迎してもらいました。

病院は清潔感があり、様々な検査機器が受付からも見え多くの先生がおられました。私は受付を済ませしばらく待っていると名前が呼ばれたのでホリーを先生のもとに連れて行きました。

診察を受けた病院からの引き継ぎにより、先生はホリーの症状を事前に把握していたのでスムーズに問診は進みました。しかし問診の途中で先生の顔が曇ったので理由を聞いてみましたが、早速検査を初めましょうと遮られてしまいました。

その後、私のみ待合室に戻りホリーの麻酔が切れるまでの数時間、これまでのことを思い出しながら時間は過ぎていきました。

もしかしたら癌かもしれないと不安が過ぎりました。実際にはホリーはいつもと同じように元気で病気になっている様子は感じられなかったので、その時はそこまで深刻に考えていませんでした。

先生から名前が呼ばれると、ホリーが処置室から飛び出てきて私の足元までやってきました。全身麻酔の影響で体がしんどいのに私を心配させないように元気いっぱいの様子でした。

後編:愛犬の死とペットロスからの歩み、余命宣告〜

その後のホリーとの残された時間や別れを告げてからの自分との向き合い方については後編でお伝えします。

未だにホリーの事を考えると涙が止まらなくなり、胸も苦しくなってしまいます。そんな時にいつも浮かんでくる言葉があります。

ホリーごめんなさい

ありがとうではなく、ごめんなさい。もっと自分にできることがあったのではないかと今でも考えてしまいます。

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里親制度

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私自身もまた新たに家族を迎え入れる時はペットショップではなく里親制度を利用したいと思っています。

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Posted by レセピ